RAY-VerdantWind(レイ・ヴァーダンドウインド)

光の加減で緑にも黄色にも見える萌葱色の美しい体表模様を持ち、生まれながらにして強力な戦闘格闘能力を備えた少数民族の出。正義感あふれる情熱的な性格と卓越した身体的能力を買われて宇宙警備隊に入隊した。

着実に任務をこなしていたが、ある日逃亡した宇宙犯罪者を追跡中、未開拓の恒星に降り立った際に待ち構えていた宇宙犯罪者組織の罠にはまり、生きながらブロンズ像にされてしまう。 その惑星が他宇宙に近い特殊な位置にあったために捜索は打ち切られ銀河連邦に死亡認定を受けた。

彼女はその星で文明が発達するまでの長い時間をブロンズ像となったまま眠り続けることとなり、数々の古代文明で聖なる女神像として遺跡で祀られ続けた。

そして、ある一人の女性考古学者が彼女の像を調べた時、奇跡が起こる。 彼女の持つ特殊なDNA因子とヴァーダンドの肉体が反応し彼女の姿はみるみる元に戻っていった。復活したヴァーダンドは彼女と融合し、協力を依頼するのだった。

光線技よりも自らの肉体を駆使したを格闘技戦を得意とする。

自らの肉体を猛スピードで動かすことにより衝撃波を射出したり、柔軟な強化筋肉と強化骨格をゴムのように伸ばして使うことにより超長距離のリーチを持ったパンチやキックを繰り出すことも可能。

故郷の星に帰還するものの、帰還までに常軌を逸した時間がかかったことや、未知の異星人と融合しているという事がネックとなり、警備隊本部からは一切信用されず常に疑いの目線で見られるようになってしまった。

完全に宙に浮いた立場となり、居場所を無くしていた彼女に同じ境遇を経験したレイ・ガデスが手をさしのべ、特殊部隊「RG-13」へ異動する。どうせ死んだ身だからと自暴自棄な振る舞いをすることもあったが、任務をこなしていく中で様々な経験を積み、再び戦うことを決意するのだった。

人間体

考古学専攻の学生で、遺跡調査へ来ていたところ不思議な力にとらわれてレイ・ヴァーダンドウィンドのブロンズ像を発見する。

思わずその像に手を触れるとブロンズ像はみるみる実体化し、銀色の宇宙人に変貌を遂げた。 その最中、脳へ送り込まれた情報により事情を理解した彼女は、ヴァーダントと同化して共に戦うことを快諾するのだった。

彼女がヴァーダントに出した条件はたったひとつ。 「行きつけの飲み屋があるのでたまには帰省させてほしい」 だったという。

余談

このキャラのテクスチャを作るにあたって、黄色だけの物と緑だけの物が二種類あったのですが、どちらも体表マテリアルの反射により色が白飛びしまう欠点がありました。結局その二色を組み合わせることで、色が飛んで欲しくないところは緑に、ある程度飛んでも良いところは黄色にと言う風に配色しました。

キャラ的な性格付けとしては、面白いことが大好きで、乗りかかった船には乗る。くよくよせずに常に前向きと言った感じです。 重い運命を背負わされても「悩むのやめたっ!」 の一言で済ませる快活なキャラクターだと思って頂ければ幸いです。

蛇足ですが、妹たちに悪い遊びを教えているのはこの人とバーミリオンです。