もともと彼女は「RG-13」、並びにレイガデスを監査、監視する目的で部隊に配属されてきた戦闘訓練を受けている数少ないクリムゾン一族で、監査委員会メンバーでもある。
監査委員会は秘密保持のため名前を本名で呼ばれることはなく、「七人目」の「クリムゾン種」監査委員メンバーという事で「クリムゾン・セブン」のコードネームが付けられている。 レイガデスを筆頭とするはみ出し部隊「RG-13」に対して当初は融通の利かない態度を取り、初期メンバーとはしばしば衝突した。
しかし、裏を返せばそれは彼女がそれだけ真っ直ぐで真面目な人材であったと言うことであり、彼女を信頼したレイガデスは部隊の中で十分な地位を確約する。そして次第に「RG-13」の過酷な任務を理解、それぞれの運命を背負ったメンバーともうち解けて信頼関係を築くことが出来たのである。 結局彼女は「RG-13」への転属を希望。渋る委員会を直属上司だったクリムゾン・ゼロが説き伏せ「直接戦闘員兼部隊監査委員」という特殊な肩書きを持ったままメンバーとなる。待望の即戦力参戦に「RG-13」の士気も上がったことだろう。
そんな中、ある惑星で銀河連邦戦闘員メンバーとそれに同行した監査委員会委員全員が再生不可能なまでに惨殺されるという悲劇的な事件が起こる。現実にはあり得ない事件であり、事態を重く見た銀河連邦は「RG-13」の部隊長レイガデス自らに出動を要請。しかし、それを強硬に遮ってクリムゾン・セブンは自らに命令を下すようレイガデスに迫る。 惨殺されたクリムゾン一族の監査委員会委員は彼女の親友だったのだ。 クリムゾン・ゼロより事情を詳細に説明されたレイガデスは強行に反対するも、長時間の説得で遂に折れ、任務を彼女に任せるよう銀河連邦に申請する。悲しみよりも怒りに燃える彼女に不安を抱いたまま。 |