RAY-VioletSapphire(レイ・バイオレットサファイア)

元々彼女は人間で、他の惑星から来たわけではない。

しかし「因子」と呼ばれる特定のDNAを持っていた彼女はある日突然変異を起こし、レイ・ガデスの一族と同じ姿を持つようになってしまう。

時にじわじわと紋様が表れ、少しずつ銀色に変わっていく自身の皮膚。見たこともない異形の姿に変わっては、また元の人間に戻る。それに恐怖を覚えた彼女はそのことをひた隠しにして普通の学生として生活していた。

しかしある時怪獣の襲撃を受けた際、落ちてきた瓦礫から子供をかばった瞬間に「因子」が発動。光の巨人へと変貌する。 だが元々戦士でもなく、戦い慣れしていなかったた彼女は何とか怪獣を追い払うことに成功はしたものの、力を使い果たし、死亡する。

その力を感じ取った「RG-13」の隊員によって召還され、新たな命と紫色の体表模様から「バイオレット・サファイア」と言うコードネームを与えられ、地球に戻された。

自身の境遇に納得しないまま生まれた戦士はどうやって地球を守るのだろうか。

事情が事情のため、特異例としてRG-13には仮隊員としての登録がなされている。

元々戦闘員ではない彼女の戦い方は稚拙で、どちらかというと「危なっかしい」と表現する方が正しいかもしれない。そのため時に恐怖し、変身して戦うことを恐れ、自分身体の中に流れる「因子」の存在を憎むことすらある。 しかし、その日々の「危なっかしい」戦いの中で自分なりの戦い方を徐々に身につけていき、立な戦士として成長していくことになる。

だがそんな中「因子」の存在に感づいたある科学者がいた。この科学者は、ある特殊な鉱物がバイオレットの弱点であることに気づく。その鉱物は「因子」自体の動きを抑制する作用があり、この鉱物から発せられる粒子放射線を浴びると彼女がバイオレットサファイアとして得た力は失われてしまうのである。

力を失った状態ならば、「因子」の採取、解析は容易で、もしこれに成功すれば人工巨大兵士を生産し、軍隊に売り込むことが可能になる。これは莫大な利益を産むだけでなく。各国のパワーバランスを崩し、国際戦争にも発展しかねない。だがその科学者と兵器産業は欲望のためだけに彼女をつけねらうのだった。 怪獣宇宙人、そして守るべき人間からもつけねらわれる中で彼女はどう成長していくのだろうか。

人間体

生まれつき母親はおらず、陸上自衛隊員の父親に厳しく育てられる。日本人とも外国人ともつかないような顔立ちである上に、紫がかった目をしており、その外見が元で学校では若干浮いた存在。

「因子」は元々レイ・ガデスの種族に存在するDNAの突然変異であるため、それがいつ何処で彼女のDNAに組み込まれたのかは解っていない。 もっとも幼い頃行方不明になった母親については役所も父親も堅く口を閉ざしており、「因子」についてはその謎の母親が関与しているのではないかと常に疑っているが確証は得られていない。。

鋭さを持った外見とは裏腹に子供が大好き。災害派遣やPKOで活動してきた父を見て育ったこともあり、孤児院や養老院へはしばしばボランティア活動に行っている。 以前、孤児院で「因子」の発動を起こしてしまい、その際施設の子供達に正体がばれてしまった。

そのため子供達は彼女がTVで見たヒーローやヒロインのように遠い星へ帰って行ってしまう事を非常に心配していて、会う度に「また来るよね。絶対だよね。」と言う様になってしまったという。

「因子」の軍事利用など、彼女の存在が地球に及ぼす影響は大きいため、他星系に召還されてしまう可能性は非常に高く、本人もそのことを気に病んでいる。

ロングヘアのキャラが少ないことに気が付いて作りました。紫色のキャラクターがいなかったので色は紫。テクスチャのカラーは三色になり、模様も今までのキャラクターよりかなり派手になりました。

キャラクター的にはちょっと後ろ暗い、考え込むタイプのキャラですが、様々な経験を積んでその性格も感情も変化していくことでしょう。

お目付役はレイ・ブルーウォーター。色々な意味で手のかかる妹なので毎日が大変なのではないでしょうか。