RAYS |
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◆腹
紋様のある位置周囲には下半身へのエネルギーを中継する小さな臓器があり、その臓器を保護するために。下腹部は強化筋肉と衝撃吸収用の脂肪細胞でガードされています。
しかしあまりに下腹部への衝撃が強すぎると臓器へ振動が直接伝わってしまい、エネルギーの中継が瞬間的にストップしてしまい全身の循環に支障が出ます。その結果意識が遠のく、動作が止まるなどの症状が出ます。時に意識を失う事もあります。
股間から臀部にかけては退化した尿道、膣、肛門があり、かつて子宮だったエネルギー交換器へと連絡しています。すでに排泄や性交をするための器官ではなく循環エネルギーの圧力を排出するための連絡路として使われていて、開口部は強化皮膚と強化筋肉でしっかりと閉じられています。 |
◆胸
皮膚には適度な固さに加えて弾力性があり、時に大きく伸展し衝撃を内臓や筋肉に伝えないようになっています。
その下の脂肪組織や結合組織は対衝撃用の器官となっており、衝撃を分散し和らげ、重要臓器を保護する役割があります。身体各所には適度に厚い脂肪細胞があり、局所的な衝撃を和らげるための緩衝剤として作用しますが、あまりに衝撃が強すぎると強化皮膚が裂けて衝撃緩和用の脂肪細胞も破壊されてしまいます。
かつて乳腺だった器官は下腹部と同じように循環エネルギーの圧力を排出するための連絡路として使われていて、開口部は強化皮膚と強化筋肉でしっかりと閉じられています。万が一その開口部から侵入を許すと身体の内部を破壊されたり体内のエネルギーを外部に放出してしまうという事になるため注意が必要です。 |
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◆目
眼球本体は鉱石状の均質な物質です。眼球に入射した光を脳に全て投影処理することが可能で眼球を動かす必要がないため、眼球本体は筋肉を介さず眼窩周囲の強化骨と強化靱帯で保持されています。
網膜、視神経、血管はその裏側を覆う形で網の目のように張り巡らされていて、その中をエネルギーが循環する際に網膜が激しく発光し、その光が眼球を通過することであの独特の目の色が浮かび上がります。また眼球本体は周囲の状況に応じて透明度や色調、形状を変化させることが可能で、網膜の発光度を最大限度にまで上げてサーチライト代わりに使ったり、眼球の屈折を利用し、網膜のエネルギーを収束して敵に照射する事でダメージを与える光線として応用する事も出来ます。
目の色が様々に変化するのは、脳の状態によって網膜内部のエネルギー循環に変化が生じるためで、精神的、または肉体的影響によっても瞳の色は変化してしまいます。エネルギーが極度に低下する自体になると網膜に流れるエネルギーも減ってしまうために発光は止まってしまい、眼球自体も光を失ってしまいます。 |
◆目
軟組織ではないため、まぶたで目球を保護する必要はありませんがやはり人間と同じく他の部位と比較すれば弱い器官であり、強烈な光線や衝撃をまともに受けることは出来ません。強烈な光線や激しい衝撃を受けた場合、眼球は磨りガラス状に変化し、状況によってはひびが入る事もあります。この作用により網膜、視神経、脳をそれらの光線や衝撃から保護するブレーカーの役目をします。結果一時的に視力を失いますが眼球自体の再生能力は高いので時間が経てば回復します。
また、頭部頭蓋内には人間と同じ脳が存在し、身体各部に指令を出しています。脳の活動にはエネルギーを大量に消費しますが、脳の活動をストップさせてスリープモードに移行する機能が備わっており、この状態で微弱なエネルギーにより脳幹部を保護することが可能です。エネルギーが枯渇した状態であっても脳幹は保護され、エネルギーを再充填することで復活が可能となります。そのかわり脳幹部までを破壊される様な自体が起こると復活は非常に困難となります。 |
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◆首周り
内部組織を衝撃から守るため、より強い強化筋肉と靱帯で覆われていますが、異常な圧力で圧迫されるとその強化筋肉本体に頸動脈が圧をかけられる形となってしまい頸部のエネルギー通行が阻害されます。
その結果脳は低エネルギー状態に陥り、その状態から脳幹を保護するために神経系から即座に脳活動をスリープモードにする指令が発生。そのために人間で言う「落ちた」状態になります。
同時に脳を経由して送られている網膜のエネルギーも低下・喪失してしまうため、目の輝きが明滅、減退し、最終的には消えてしまいます。
呼吸器も内部に存在すしますが、これはあくまで大気のある惑星で補助的に使われるもので、実際の戦闘等では殆ど使われません。 |
◆パワークリスタル
この器官は、心臓に接する形で特殊な靱帯と周囲強化皮膚によって保持され、自然拡散により心臓とエネルギー交換を行っている。それによる高エネルギーの発生で、普段は波長が短い色調(緑・青・紫)で発光しています。
眼球と似た物質で出来ていますが、構造はより均一で、衝撃や圧力に耐えうる力が非常に高くなっています。それはこの器官がエネルギー交換のために循環器(心臓・肺等)に強化皮膚を介さずに直接つながっているためで、万が一壊れるようなことがあると、大量出血とエネルギーの放出を起こし、ショックを起こして死に至ります。また、この器官へ物理的な衝撃が加えられた場合、心臓へ直接衝撃が伝わり激しい不整脈や心震盪が発生、痛みや不安感を引き起こします。
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身体には強化靱帯で固定されていますが、圧縮応力(押す力)には強いものの引張応力(引く力)には弱く、異常な力で引っ張られると脱臼してしまうこともあります。すぐに周囲の強化皮膚が癒合して傷は塞がれますが、心臓がむき出しになる事もあるため非常に危険です。クリスタルが破損していなければ整復は可能です。
疲労物質や異物を外部へと透過する際にその量と物質によって心臓を循環しているエネルギーの状態を視覚的に表現する役割を持っています。状態が悪化してくると発光は徐々に波長が長くなっていき(黄→橙→赤)最終的に心臓がエネルギーの循環の低下を補おうと激しい拍動を始めるため、心臓が拡張する瞬間だけ外界とのエネルギー逆流が起こり赤色の状態で明滅を始めます。明滅時に聞こえる警報音はこの心臓の拍動が強化筋肉に激しく接することで発生し、これにより音でも注意を促すようになっています。
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エネルギーの大量消費下では体液循環量も大幅に減少するため血圧も低下しふらつきや目眩、意識の低下などと言った症状が発生、戦闘が困難になります。
最終的にエネルギーが枯渇すると脳からの指令で心臓は停止します。これは脳幹を保護するために循環を止めて脳内のみにエネルギーを滞留させるためで、その結果クリスタルの輝きは消え、仮死状態となり動けなくなってしまいます。
仮死状態のままなら脳幹は保護されており問題はないですが、その間は完全に無防備となるため非常に危険な状態で、どうにかしてエネルギーを補充するか、動けなくなってから意識を失う前に人間体に戻るかしなくてはなりません。 |
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