Poser雑記・特殊効果について その1


放射光や砂塵や爆発などについて


私の作品での、放射光や砂塵や爆発などの表現についてご説明します。

Poserの説明画面は「Poser6J SR2」を使用しています。




平面の小道具での特殊効果の表現

まずはこちらの画像をご覧ください。


prop_effect01_01.jpg

画像1

Poserでレンダリングした画像です。
走り寄る敵に必殺技を発動する月夜美、
その背後に敵の仲間が出現して…。
そんな感じで(笑)。


私の制作した画像をご覧になった方々から、
「放射光や砂塵や爆発などは、どのように制作しているのか?」、
というご質問を多くいただいています。

ご質問のお答えとしては、
基本的に画像処理ソフト(photoshopなど)を使用しています。
画像に様々な効果を加えるのには、やはり画像処理ソフトが優れています。

ただ私は、どうにも怠け者のようで(笑)、
レンダリングした画像に毎回のように画像処理を加えているうちに、
放射光や砂塵や爆発などの効果をPoserで出来ないか…と考えました。

この事はPoserを購入する以前から思っていた事で、購入してすぐに、
「平面の小道具を作り放射光や爆発などのテクスチャを貼る」という、
なんとも平凡で簡単な方法を考えつきました。

先ほどの画像を、小道具のテクスチャ無しでご覧ください。
わかりやすくするために背景画像は表示していません。


prop_effect01_02.jpg

画像2

テクスチャ無し。
なにがなんだかわかりません(笑)。


prop_effect01_03.jpg

画像3

テクスチャ無し・サブカメラ。
平面の小道具をこのように配置しています。


ごまかしているような方法で、お恥ずかしいかぎりですが、
カメラに対して正面を向けて適当に配置しているだけだったりします。

こちらが自作した小道具「effect board A、B、C、D」になります。
左からA、B、C、D、とモーフの数などが異なる4種類の小道具を作り、
AとC、BとD、では同じテクスチャを使っています。


prop_effect01_04.jpg

画像4

4種類の小道具・テクスチャ無し。
いろいろな形を試しましたが、
使いやすい円形に落ち着きました。
下はモーフの変形の一例です。


prop_effect01_05.jpg

画像5

基本的なテクスチャの種類です。
画像サイズは、512×512と、
1024×1024で作成してます。


画像処理ソフトで作成したいろいろな効果のテクスチャを、
すべて「透明マップ」として設定しています。
色をつけるときは、シーンごとにPoserでマテリアル設定を変更します。

ほとんどの場合、平面で使用していますが、
拡大縮小やモーフで変形させたりして使う場合もあります。
モーフもあまり良い出来ではありませんが。

これらの小道具を組み合わせて使うときに、
ぴったり同じ位置に配置するとテクスチャがおかしくなります。
ほんの少しずらすと問題無くレンダリングされます。

「Moonlight extra vs villa」と「Moonlight story 1〜3」までは、
これらの小道具を修正しながら、画像処理ソフトを併用していました。
「Moonlight story 4」は、Poserでレンダリングしたままの画像です。
セリフの文字の挿入だけ画像処理ソフトを使いました。




長所と短所

Poserで特殊効果を加える事が出来るという長所がありますが、
もちろん短所もいろいろとあります。というより短所ばかりのような気も(笑)。

まずひとつは「」です。
画像3をご覧になってお気づきと思いますが、
これらの小道具は基本的にカメラに対応させて配置しています。

フィギュアや地面などとはまったく違う位置にあるために、
レンダリング設定で「影を投影」を選択していると、
その影が、とんでもないところに投影されてしまいます。

回避の方法としては、小道具の「特性パレット」で、
「影を作成」のチェックをはずすと良いと思います。
その分リアリティは失われてしまいますが…。


prop_effect01_06.jpg

画像6
(レイトレース・影ありレンダリング)

わかりやすくするために、
床を白色、砂煙を緑色、にしています。
砂煙の配置は良いのですが、
その影が左側にずれてしまっています。


prop_effect01_07.jpg

画像7
(レイトレース・影ありレンダリング)

砂煙の小道具の特性パレットで、
「影を作成」のチェックをはずしました。
砂煙の影だけが消えています。


もうひとつは、普通の小道具ですので配置場所によっては、
フィギュアや地面とぶつかってしまうことがあります。
これは配置場所を変更するしかないのが難点です。


prop_effect01_08.jpg

画像8

左側の敵の脚と、
地面にぶつかっています


prop_effect01_09.jpg

画像9

位置を再調整しました。


それから小道具ですので、フィギュアなどが密着しているような場合は、
上手く配置できなくて使えない事も多いです。

もちろん普通の小道具ですので、あまり多く使ってしまうと、
データが重くなるのと、レンダリング時間が長くなってしまいます。

そして最大の難点は、小道具の配置が面倒くさい、ということです(笑)。




私の使用方法

●シーンを作成してから配置する方法。

これは、フィギュアのポーズや背景などを作成してから、
カメラアングルやライトなどを変更して、シーンを決定します。
その後に、これらの小道具を追加、配置していきます。

カメラに合わせて、小道具が正面になるように調整します。
小道具の、X軸回転、Y軸回転、Z軸回転、それぞれの角度を、
カメラの角度を参考にしながら調整すると良いです。

あとから「砂塵を追加したい」というときに使っています。


prop_effect01_10.jpg

画像10

まずシーンを決定します。


prop_effect01_11.jpg

画像11

その後シーンに合わせてに配置します。


●カメラにペアレントする方法。

こちらは「こういうシーンを作る」と決まっているときにします。
最初に、これらの小道具を配置してカメラにペアレントします。
その後にフィギュアのポーズや背景などシーンを作成します。

この方法は、これらの小道具がカメラにペアレントされているので、
常に正面を向いています。あとは位置の調整をするだけです。
ただ、あとから追加しにくいので前述の方法と併用しています。


prop_effect01_12.jpg

画像12

最初に使用する小道具を、
おおよその位置に配置します。
それをカメラにペアレントします。


prop_effect01_13.jpg

画像13

その後にシーンを作成します。
小道具の位置は微調整します。


どちらの方法も、小道具を配置する際には、
プレビューの表示スタイルを「ワイヤーフレーム隠線消去」などにして、
別のカメラで確認しながら、ぶつからないように配置しています。




背景などの影響


prop_effect01_14.jpg

画像14

背景を暗くしています。


prop_effect01_15.jpg

画像15

通常の背景です。


ご覧のように、細かい模様の場合は背景の明暗や小道具の有無、
ライティングによっても大きく影響を受けてしまう事があります。
こればかりは気をつけていただくしかないかもしれません。




私の貧相な頭で考えた方法ですので、短所ばかりですね。
他にももっと良い様々な方法もあると思います。
良い表現方法がありましたら私にもそっと教えてください(笑)。

作品を制作するのにはいろいろな方法がありますが、
自分自身が楽しみながら制作していく事が大切だと思います。

(2007/08/19)


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